1年間農山村活動プログラム

緑 の ふ る さ と 協 力 隊


「緑のふるさと協力隊」を受け入れて         石川県白峰村長 永井隆一

 白峰村では、平成12年度の第7期生から今年度の第9期生まで、合計5名を受け入れました。平成11年度に私が応募要項を見つけて、おもしろい取り組みだと思い申し込みました。
当初は受け入れる方にも期待や不安はありましたが、地球緑化センターの事務局の皆さんや派遣をされる隊員の皆さんにとっては慣れない土地での生活ということもあり、我々以上に不安があったことと思います。

 歴代隊員の方々の活動状況を拝見し共通して感じることは、隊員の皆さんが目的意識を持ち積極的に地域の活動に参加し、地域にとけ込む姿勢を惜しまない姿です。

 専任の業務となっている高山植物栽培は、低地の屋外での高山植物栽培という全国にない新しい取り組みであり、村としても県としてもどのような結果になるのか、暗中模索の部分が有りました。隊員は毎年度ごとに入れ替わりますが、前任者が日々の業務マニュアルをきちんと整理した上で、隊員としての思いとともに後任者に引き継ぎ、非常にうまく連携しています。その他にも白山やスキー場での活動、そして村内で催される各種イベントへの参加も隊員活動の良い思い出となったことでしょう。

 少子高齢化傾向により山村をはじめとして全国で人口減少が進行しつつあり、また、森林の公益性は見直されつつあるものの林業は停滞し山林の荒廃が進行しています。この様な中でさらに市町村合併が進み、多くの山村の将来を不透明なものにしています。

 我々の白峰村もその中の一つですが、そこに全国から若者が来て、創造していた山村の生活と実際に生活してみて感じたことの違いを乗り越えて活動する。その活動を通じて、村民とも交流し、彼らに対し自分達の思いを伝えることが、村民が白峰村のあり方や自分達のあり方を見つめ直すための良い刺激となっています。特に村内の若者にとっては大きな刺激になっており、高山植物栽培での貢献にもまして我々が大きな期待を寄せるところでもあります。

 机上のプランから脱却し、現実の姿としてある「緑のふるさと協力隊」をはじめとする地球緑化センターの様々な活動に今後も大きな期待をするとともに、ご関係の皆様方や全国各地に散らばる歴代隊員のさらなる飛躍を祈ります。